食べもの健康法
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<サラダ油の危険性>
骨の主な成分はコラーゲン繊維とリン酸カルシウムです
骨を作るためには、骨芽細胞が「骨を作れ」というメッセージを出さなければ作られません
そのメッセージ物質が〝オステオカルシン〟というホルモンです
オステオカルシンが活性化するためには、ビタミンK2が必要です
揚げ物や加工食品に使われているサラダ油、キャノーラ油、植物性油脂に多く含まれるビタミンKですが
水素添加されており、ジヒドロ型ビタミンK1になってしまっています
実は、このジヒドロ型ビタミンK1は偽物のビタミンKとして
ビタミンK2の吸収の邪魔をするのです
その結果、オステオカルシンが活性化出来ず
「骨を作れ」というメッセージが出ない訳です
ファストフードやスーパーのお総菜を買って食べることが多い食生活を続けていれば
若年のうちから骨がスカスカになります
酷い咳をしたら肋骨にヒビが入ったという40代の男性もいました
またスタチン系のコレステロール薬を長期間服用している場合も
ビタミンK3→K2への変換を阻害しますので
オステオカルシンが活性化しなくなっていきます
ビタミンKは脂溶性なので、吸収させるには胆汁が必要です
胆汁は肝臓でコレステロールを原材料にして作られますので
スタチン剤が肝臓でのコレステロールの産生を抑制することもリスクとなるでしょう
良質なビタミンK2を含む食品は納豆がダントツです
納豆が苦手な場合は、乾燥わかめ、海苔、玉露茶、抹茶、
小松菜、ブロッコリー、シソの葉などに含まれています
健康維持の基本的な順番は
良いものを摂る前に、まず悪いものを止めるのが先ですが
完全に排除するのは難しい時代です
「食べちゃった」ときにも対処方法があります
メディアが煽る偏った情報ではなく
客観性のある正しい情報で体を守れるヘルスキーパーを増やすことを目指しています♥
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脂質は高カロリーだからダイエットのために避けるというのは大きな誤解です、
なんて言うと信じられないかもしれません。
ひと昔前の当たり前は、もう古い知識なのです。
体の生理学と栄養素の解明が進んでいるので、最新の情報をインプットしてください。
減量するためにカロリーを減らした食事を摂る、という方法を続けていると、体の中で起こることは?
体はカロリー不足で餓死したくないため、基礎代謝率を落としてバランスを取ります。これは自然の摂理です。
少なくなったカロリーに見合った分だけ基礎代謝率を減少させるのです。最初は体重減少したとしても、基礎代謝が低い体になってしまった時点で、体重は減らなくなります。
ここで我慢出来ずにカロリーを増やすと一気にリバウンドが起きる訳です。糖質制限をする場合は、適度なタンパク質と十分な量の脂質が必要になります。
ここで大切なのは良い脂質だけを摂ることです。
サラダ油系、ショートニング、マーガリンなど体内で炎症を起こすアブラは避けましょう。脂質は細胞膜、脳、ホルモンなどの原材料となるため絶対に必要です。
良質な油だけを摂取すれば、それが体を太らせることはありません。 -
新型コロナウィルスに関する臨床データを元に、各国から論文があがってきているようです。
その中で、薬ではなく栄養素に視点をあてたものが紹介されていました。
(現時点で査読前のプレリリース)
重症者と軽症者の血液検査を行ったところ、重症者では血中グルタチオン濃度が著しく低く、
活性酸素発生量(ROS)が高かったというものです。
活性酸素は炎症と酸化の数値です。
つまり、グルタチオン欠乏がある方が重症化しやすい傾向にあると、いうデータが得られたということです。
グルタチオンとは、3種類のアミノ酸、システイン・グルタミン酸・グリシンが繋がった酵素です。
抗酸化作用を持ち、体内で使われて酸化したビタミン類を還元したり、たんぱく質の合成、
異物の解毒をしています。
体内で合成されますので、食品から摂ることができます。
高齢者、糖尿病患者、肝疾患、呼吸器疾患、心疾患の患者ではグルタチオン欠乏が見られるとのこと。
これはコロナ感染重傷者と一致。
悪性の活性酸素を除去するには水素が有効で、グルタチオンを助けます。
グルタチオンを多く含む食品は、レバー、肉類、ブロッコリー、アボカド、トマト、キウイ、酵母など。
もちろん、グルタチオンを大量に摂れば良いという短絡的なことではありません。
ビタミンD欠乏なども影響が大きいようです。
大量に出回っている現代の加工食品、食品添加物は、こういった身体に必要な栄養素を摂取出来なくしています。
その結果として、一見元気そうに見えても免疫力の低下が潜んでいるのでしょう。
いざという時に、リスクを負わないよう、身体作り、体調管理を真剣に考える時代ではないでしょうか。
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私達の腸には、様々な種類の約100兆個の細菌が住んでいる
と言われてもなかなか想像出来ませんよね
現代は何かと言えば、除菌!除菌!で悪者のイメージです…しかし、「人間の免疫力の70~80%を腸が担っている」
と言うのは、実際は腸内細菌叢の健気な働きのことO-157大腸菌に汚染された肉を食べて重症化する人としない人の違いは…?
腸の中に優良な菌が多い人は比較的軽く、
腐敗菌が多い人は重症化しやすいそうです。人間の体では毎日、口から入ってくる食べ物を、
最終的に腸の常在菌達が食べて分解して、生命維持に必要な物質に変えてくれています。
腸が無菌状態では生きていけない、ということです。菌が食事をすること=発酵 なのです
米を食べて糖分を出す・・・米麹菌
麦を食べてアルコールと二酸化炭素を出す・・・ビール酵母菌
大豆を食べて納豆を作る・・・納豆菌
牛乳を食べてヨーグルトにする・・・乳酸菌など目に見えるところで菌の良い面は有効利用されています。
私が好きな日本酒も清酒酵母菌が作ってくれています
同じ菌でも発酵すれば体に良い働きをしますし、腐敗すれば毒になりますね私達の腸の中には優良な発酵作用のある菌と毒を出す腐敗菌が同居しています。
そして普段は中立の立場をとっている日和見菌が一番多いのです。
いざという時には優勢な方の味方をする、世渡り上手なヤツです
その内容は、指紋と同じくらい人によって違っています。では良い菌が100%だったら最高に健康か?というと、
そうではないらしいです。
悪役には悪役の仕事が、免役機能で僅かにあるそうです。
何事も極端は良くない、バランスが大切なのですね。想像するのも憚られますが…最近、糞便移植というものも欧米では行われているようで、
肥満の人から糞便移植を受けたら大腸炎は治ったが肥満体質になったそうな
肥満、花粉症、アトピー、うつ、認知症など、腸内細菌と関係する研究が進んでいるようです。痛みがあれば鎮痛剤、熱が出れば解熱剤、腐らないように防腐剤、感染しないよう除菌剤、抗生剤、
と当たり前のように薬物を体内に取り込んでいますが、
一大事を防げる一方で、良い菌まで殺してしまっているのが現状です。腸の中に常在菌としての良い菌を増やすには、複数の発酵食品を摂るのが効果的です
腸内細菌の良質なエサになるからです
お腹の中でちゃんと発酵すれば、毒素が減るので血液が汚れなくなり、
少々悪いものが入ってきても病気になりにくい体質になっていきます。
例えば、大豆は生だと植物としての毒性を持っていますが、発酵させると毒性はなくなります。
昔の人々の知恵は素晴らしいですね。ここで注意しなくてはならないのは、純粋な発酵食品でないと意味が無いことです。
例えば味噌や醤油に、ダシ入り・アミノ酸等・ビタミンB・ソルビン酸(保存料)
などが入っているものは、かえって腸内細菌にダメージを与えることになります。さらに発酵菌は生命活動に欠かせない「酵素」の生成にも大役を担っています。
酵素については、消化酵素、代謝酵素と働きが沢山あるので、又次回に。日本としての地域性や歴史の中で、日本人に合った発酵菌は、やはり和食からいただく物です。
腸の中に定着させるには一朝一夕にはいきません。腸内美人
を目指すことが、結果として若々しく健康に繋がるのだと思います
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風邪をひいたとき
睡眠不足でしんどいとき
疲れが溜まって身体がだるいとき体調が思わしくないとき、元気を出そうと、
栄養たっぷりのものを食べなくちゃ、というのは実は間違っています✖食べ物が体に入ると
口→食道→胃→小腸→大腸の順に通っていく。
これは誰もが知っていると思いますが、食べ物を分解して吸収する過程は
そんな短絡的なものではありません~消化管から吸収された栄養素は血液に入り、
その全ての血液がいったん肝臓へ運ばれます=門脈というのが肝臓への入り口です。
肝臓で全て分解して、解毒処理されてから、
初めて全身へと送られるのです。
東洋医学では、肝臓=将軍
全身へ、命の源となる血液を采配して送っている訳です。これら消化器系や肝臓が働くためのエネルギーが、結構必要なのです。
体力が減って弱っているのに、さらにエネルギーを消耗させることになってしまいます。
消化の良いものを少しだけ摂るのが正解です。
オススメは、お味噌汁=飲む点滴とも言われていますそれから、どんな体調不良にも使えるのが『梅醤番茶』です
作り方は簡単です①大きめの梅干しの果肉1個分をコップの中で潰す。
②醤油(自然醸造で添加物なし)大さじ1杯を加える。
③熱い番茶を注ぐ。順番を間違えると効果がないので気をつけてくださいね。
朝晩2回飲みましょう
これも面倒という方、自然食品店で「梅醤番茶エキス」を購入してください。
小さじ1杯をお湯で溶かすだけです。☆大阪市で鍼灸院をお探しの方は是非「鍼灸 藍采和」へお越しください☆
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「どうも風邪引いたみたいで…頭が痛くて熱っぽいし鼻がズルズル。。。
明日も予定があるのに困ったなぁ」
「今日は、栄養のあるもの食べて、早く寝てくださいね。
よく効く風邪薬あるから、飲めば熱も下がりますよお大事に!!」
このような会話、当たり前の常識のように交わされていますが・・・
実は、全く「お大事に」と真逆のことを相手に勧めていることを知らないのですね
例えば、「呼吸」・・・吐いて吸う、吐くのが先で吸うのはあとです。
「吸呼」とは言いません(笑)
赤ちゃんが産まれた時も、まず最初に「オギャー!」と吐くのですよね。体にとっては、「入れる」ことより「出す」ことの方が重要なのです。
入れる < 出す
汗、オシッコ、ウンチ、これらがスムーズに出ることがまず基本です。
そして風邪のウィルスは鼻や口から入るので、奥まで侵入させまいと、
粘液と共に排出してやるぞ~!という素晴らしい防御機能が働いてくれるのです
鼻水・咳=出るものは出してあげなくちゃ!発熱は、体温を上げてリンパ球を増やし、ウィルスや細菌を退治しようとしている状態です。
風邪薬は風邪を治さない、ウィルスにとっては有り難~い薬('∀`)という訳です。
風邪に抗生物質を出すお医者さんが居たら笑っちゃいますせっかく生まれ持っている体の防御機能にストップをかけて、
楽なことをしていると、使われない機能は退化していきます。
自分で自分の体を弱くしていることに気づいてほしいものです。また、栄養のあるものを食べる・・・というのも必要ではありません
免疫力も落ちて消化機能も低下しているところへ高カロリーの食べ物が入ってきたら、
胃腸がもし喋れるなら「いじめないで~」と言うでしょう。
消化器系も休めてあげる方が良いのです異論もあるようですがサーチュイン遺伝子(全ての遺伝子をスキャンして修復し、
臓器の劣化スピードを遅らせる遺伝子)
のスイッチをONにするのは空腹状態だと言われています。
人間の身体は、簡単に解明なんて出来ない、とっても複雑で神秘なものですが、
昔から、ヨガや修行僧の行う「断食」が今でも身体に良いと継承されているのは、
経験から昔の人は、少食や断食の効果を知っていたのでしょうね
(知識なく断食するのはやめてくださいね)~南森町の鍼灸院 「鍼灸 藍采和」の日記~
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マーガリンやショーニングなどに大量に含まれるトランス脂肪酸が、
ついにアメリカで使用禁止となることが決まりました
アテローム性動脈硬化の原因となり、心筋梗塞、心臓疾患などのリスクを高め、
「安全とは認められない」ということですhttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013110800198
トランス脂肪酸・・・植物性油脂に水素を添加して出来た、
構造がプラスチックそっくりな油。植物性の油は本来生鮮食品なのに、腐らない油。
これを使ったフライドポテトは何ヶ月か経っても腐らないしカビも生えない。
映画で見た方もいらっしゃるでしょう・・・
代謝分解出来ないモノが身体の中に溜まってゆくことを想像してみましょう・・・トランス脂肪酸の含有量を規制している国々が多い中、
日本では証拠が明確に示せない?といって無規制です・・・酸化しにくく、保存に便利、運搬もしやすくなるので、
パン、クッキー、アイスクリーム、ケーキ、調味料、レトルト食品、スナック菓子
など、何にでも使われています。その他にも、いろいろと問題が・・・
植物性油と動物性油のこと
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のこと
真弓貞夫医師のマンガは、楽しく読めて分かりやすく描かれています。
正しい知識で、自分の身体を守りましょう -
「マラチオン」といえば、アクリフーズ群馬工場での事件で
名前を知った方も多いですが、有機リン系殺虫剤です最近では、ネオニコチノイド系殺虫剤の方が低毒性だと主流ですが、
ミツバチの大量死への影響、生態系への懸念から、昨年5月欧州全域で
3種類のネオニコチノイド系農薬(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)
の使用、販売が禁止されました。
日本ではどうかといえば…この2月に、ネオニコチノイド系残留農薬基準を
引き上げるそうなのです!!!!!スーパーの綺麗な野菜には「ただちに健康には影響ない」
と言われる(聞き慣れたセリフですね)量が普通に入っています。
ネオニコチノイドは、ニコチン様物質です。
タバコを食べているのか…?どれも人には神経毒として作用し、特に子供の神経や脳に影響します。
事件の報道では毒性に関する情報が不十分で、過小評価でした私たちが一番知りたい事は、なかなか報道されないのです
なぜでしょう…?
「都合の悪い真実」だから…
便利で簡単、儲かる、を重視した発展は
結局、自分達の子供の世代に負担がかかっていくのに(株)地域情報計画研究所というところの記事に良い事が書いてありました
「日本の食事情は加速度的に最悪の方向へ舵をきっています。
知らないでいることは、命を放り出すことに他なりません。
買い物は日常の投票活動です。多くの国民が加工食品を買わず
自然栽培物へ関心が集まれば、当然のことながら購入されない商品は消え、
農薬等を用いた栽培も少なくなっていきます。大多数の「でも仕方ない」が
この社会、地域、日本、自然を台無しにしてゆくのです。