oosaka-ransaiwa
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脂質は高カロリーだからダイエットのために避けるというのは大きな誤解です、
なんて言うと信じられないかもしれません。
ひと昔前の当たり前は、もう古い知識なのです。
体の生理学と栄養素の解明が進んでいるので、最新の情報をインプットしてください。
減量するためにカロリーを減らした食事を摂る、という方法を続けていると、体の中で起こることは?
体はカロリー不足で餓死したくないため、基礎代謝率を落としてバランスを取ります。これは自然の摂理です。
少なくなったカロリーに見合った分だけ基礎代謝率を減少させるのです。最初は体重減少したとしても、基礎代謝が低い体になってしまった時点で、体重は減らなくなります。
ここで我慢出来ずにカロリーを増やすと一気にリバウンドが起きる訳です。糖質制限をする場合は、適度なタンパク質と十分な量の脂質が必要になります。
ここで大切なのは良い脂質だけを摂ることです。
サラダ油系、ショートニング、マーガリンなど体内で炎症を起こすアブラは避けましょう。脂質は細胞膜、脳、ホルモンなどの原材料となるため絶対に必要です。
良質な油だけを摂取すれば、それが体を太らせることはありません。 -
~群発性頭痛とは?~
片側の目の奥からこめかみにかけて、突き刺すような激しい痛みを伴うのが特徴の頭痛。反復性のものと慢性のものがある。反復性群発頭痛は季節の変わり目など、ある期間に集中して起こりやすく、1回15分から3時間の発作が1日に1~数回、数日から数ヶ月ほど続く。頭痛の起こる期間が過ぎると、まったく発作のない時期が数ヵ月から3年ほど続く。1年以上頭痛の発作を繰り返す場合は慢性群発頭痛と呼ばれ、このタイプは発作のない時期がほとんどない。有病率は1000人に1人というデータもあり、頭痛の中ではかなりめずらしいタイプであるが、症状は激烈で生活への影響は大きい。20~40代の男性に多い。
原因は明らかになっておらず、脳の視床下部という場所に関係しているといわれている。視床下部が刺激されると、頭部の目の奥の辺りにある三叉(さんさ)神経が痛みを感じる。そのため、三叉神経の辺りの血管が拡張され、三叉神経がつながっている目の奥の辺りに激痛が起こる。頭痛の誘発原因としては、アルコールの過剰摂取やタバコ、気圧の急激な変化、不規則な時間帯の睡眠、ストレスなどが誘因とされているがはっきりしていない。
群発性頭痛は激痛で、「目玉がえぐられるような痛み」と表現する患者もいるほどだ。あまりの痛みに落ち着きがなくなり、始終興奮するようになるなど性格まで変わったり、精神疾患を疑ったりすることもある。
ードクターズファイルよりー
9月から「目の奥に周期的に激痛が起こる」という方が来院されました。
60歳の女性です。
目を開けているのも辛くて仕事にさしつかえると言います。
またあの激痛が来るという恐怖感と激痛に耐える疲労で、氣力がなくなり
何処へも出掛ける元氣が無いと、血色のない顔色でした。
昨年もちょうど同じ時期に同じ症状が起こり、眼科の他に脳神経内科も受診し脳の検査をしたが、
異常所見は何も見つからなかった。いろんな頭痛薬を処方されたが効果はなく、今は気休めにロキソニンを
服用しているとのこと。
検査や薬が増え、痛みと不安はなくならず、自分の身体がどうなっているのかもうわからない状況でした。
スクレラ分析をすると、心・心包経に大きく目立つ負担が表れていました。
血流不全、代謝低下サイン。
その他、肝・腎・大腸にも負担がかかっていることがわかりました。
お話を伺うと、既往歴や生活環境から、心・心包経に負担があってもおかしくない状況だったことが
わかりました。
心包、心、腎、肝、大腸の経絡を使って全身治療。
首~肩の筋肉をほぐし、凝りを取り去り、全身の氣の流れを整える。
3回目の来院時には、「激痛はなくなった、たまに目の奥がチカチカするが冷やすと治まる」
という状態になりました。
これまでにも、年に一度、月に一度など決まった季節や周期で激しい頭痛や発作が起こる場合、
定期的な鍼灸治療を約1年ほど継続すると、再発しない体になっていく方がほとんどでした。
病名に当てはめて治療するのではなく、個々の体の状態に合わせて必要な治療をするので治癒が可能な訳です。
何らかの刺激で悪循環のスイッチが入ってしまうと、
自力でスイッチオフにすることは難しいのではと感じています。
そんな場合に、不思議なことに鍼のチカラが役立つということですね♥
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【足指グー健康法】
小学生の頃、畳に落ちた10円玉を足の指で挟んで拾ったりしていませんでしたか?
私は「行儀悪い!」と母親に怒られながら、いつも何かしら足指で掴んで遊んでいました。
グーチョキパーも出来ていた記憶があります。昔の人の方が足腰が強かったのは、〝鼻緒〟の役割が大きかったのではないかと思います。
下駄、セッタ、草鞋など、足の親指と人差し指で鼻緒を挟んで歩くと、脚をしっかり踏ん張れて上半身もブレにくい。5本の指も自由に動かせる。
また東洋医学的には、親指には陰性のエネルギー、人差し指〜小指までは陽性のエネルギーが流れています。この陰陽の境目に鼻緒がちょうどバランス良く収まるのでパワーを発揮しやすいのです。今、足指でグー出来ますか?
足の指が退化して床を踏めていない、浮き指の人が増えています。
これは姿勢の良し悪しにも大きく影響します。
家で椅子に座っている間に、簡単に出来る改善法が「足指グー運動」です
写真のように、床に指を押しつけてグーするだけ!
痛くて難しい場合は、まず足の甲を伸ばすように押しつけると良いでしょう。
これをしてから前屈すると、太もも裏の突っ張りも軽くなっているはず。つまり腰痛予防にもなります。リモートワークが増えた方は、家の中では足袋型、5本指ソックスや、鼻緒のある室内履きを愛用することで、足の退化を防ぎましょう(*^^)v
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新型コロナウィルスに関する臨床データを元に、各国から論文があがってきているようです。
その中で、薬ではなく栄養素に視点をあてたものが紹介されていました。
(現時点で査読前のプレリリース)
重症者と軽症者の血液検査を行ったところ、重症者では血中グルタチオン濃度が著しく低く、
活性酸素発生量(ROS)が高かったというものです。
活性酸素は炎症と酸化の数値です。
つまり、グルタチオン欠乏がある方が重症化しやすい傾向にあると、いうデータが得られたということです。
グルタチオンとは、3種類のアミノ酸、システイン・グルタミン酸・グリシンが繋がった酵素です。
抗酸化作用を持ち、体内で使われて酸化したビタミン類を還元したり、たんぱく質の合成、
異物の解毒をしています。
体内で合成されますので、食品から摂ることができます。
高齢者、糖尿病患者、肝疾患、呼吸器疾患、心疾患の患者ではグルタチオン欠乏が見られるとのこと。
これはコロナ感染重傷者と一致。
悪性の活性酸素を除去するには水素が有効で、グルタチオンを助けます。
グルタチオンを多く含む食品は、レバー、肉類、ブロッコリー、アボカド、トマト、キウイ、酵母など。
もちろん、グルタチオンを大量に摂れば良いという短絡的なことではありません。
ビタミンD欠乏なども影響が大きいようです。
大量に出回っている現代の加工食品、食品添加物は、こういった身体に必要な栄養素を摂取出来なくしています。
その結果として、一見元気そうに見えても免疫力の低下が潜んでいるのでしょう。
いざという時に、リスクを負わないよう、身体作り、体調管理を真剣に考える時代ではないでしょうか。