2017年10月26日
【頭痛、肩、背中、腰のコリと重だるさ、むくみ】
などの不調がある40代の女性のスクレラ(白目)撮影をすると
肝臓の負担があることが見える。
黒目の横にあるゼリー状の塊を
スクレラ分析では「肝ジェリー」といいます。
その他にも様々な血管のサインがあったのですが、
ここでは肝臓との関係を述べていきます。
問診をすると、子宮筋腫があるとのこと。
子宮筋腫は良性の腫瘍で、経過観察中ですという女性患者さんは多い。
肝臓は筋肉を主っているため、子宮筋腫は肝との関連があります。
この方はとてもお菓子が好きで、毎日欠かさずお菓子をつまんでいる。
お菓子に含まれる油脂類は、おそらく酸化したり質が良くなかったりするでしょう。
そういった油が「肝ジェリー」を作ります。
食べ物は分解されて血中に取り込まれると、門脈を通って全て肝臓に運ばれます。
分解、解毒処理をして、改めて全身へ栄養を采配するのが肝臓の役目。
アルコールだけでなく、食べ物が肝臓の仕事を増やして疲労させる
ということを知らないのは、誰も教えてくれないからだと思います。
また、イライラしたり、怒りの感情や、我慢の連続など
伸びやかに過ごせないことも<肝>を傷める。
東洋医学では、心と体は連動して変化すると捉えています。
この方も、毎日イライラの感情でハードな仕事をこなしていた時期があったとのことでした。
後頭部~背中、腰の筋肉のコリやだるさも、肝に負担がかかった結果といえます。
また、肝腎要という言葉があるように、肝と腎は密接な関係にあるため、
腎に影響が及ぶとむくみにも繋がります。
お菓子をやめるのはハードルが高い。。。と苦笑いでしたが、
スクレラに出たサインには納得されていたので、
少しずつ減らしていけば、しんどさは軽くなっていくと理解されたようでした。
2017年10月26日
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