2014年5月
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今日の臨床実践塾は、先月に引き続きJAAとJATの実技。
関節調整鍼と関節調整手技のことです。前回の仙腸関節の調整法も、すぐに患者さんに施術して、
その効果には驚いたのですが、
そこからまた一歩進めて、技術を開発されている師匠には
ビックリでした「頚性神経筋症候群」
頚椎の間からは沢山の神経が伸びて頭部~上半身や腕に分布しています。
後頸部の緊張や凝りによって起こる、様々な症状を特徴とします。・頭痛、頭重感
・首の痛みや凝り
・肩凝り
・めまい、ふらつき
・振り向いた時の不安定感
・吐き気
・不眠症
・更年期症状
・目の疲れ、目の奥の痛み
・視界がぼやける、眩しい
・ドライアイ
・涙の異常
・腹部膨満感
・疲れやすい、全身倦怠感
・だるくて横になりたくなる
・のぼせ、手足の冷え、しびれ
・胸の痛み、圧迫感
・気分が落ち込む(うつ)
・唾液の異常
その他いろいろ…現代医療では原因不明とされています。。。
診断されるまで時間がかかることも多いようです。
一般の病院では、その場しのぎの薬が出されたり、
整形外科では今だに首を牽引されたりするらしい首のあたりには沢山の筋があり、
どの筋が原因なのかによっても症状が変わると思われるので
難解な部分です。七星鍼法では、頚椎の関節を調整することで
これらの症状を治めることが出来るようになった
ということで、充分な実技の時間を使って各先生方で検証。「改革なくして成長なし」
患者さんの求めること、不満に思っていることを
「何とかならんかな?」と寝る間も惜しんで追求し続ける姿。その背中を思い浮かべながら、
明日からまた、しっかり患者さんに還元させていただきます -
今日、稽古が終わって師匠からの貴重なひとこと…
「剣は手品」。。。?毎週末、約3時間半の道場での稽古をずっと続けている。
鍼灸師になるキッカケとなった太極拳
現在は、「形意拳」と「楊家太極剣」のふたつを受けている。「楊家太極拳」というのは、その昔、皇帝
だけが習うことが出来たという
特別な武術で、とっても細かい動きで極めて難しい。
相手の動きに逆らうことなく受け流し、技をかけさせた瞬間に逆転してるという。。。
見ているだけだと、どうやって攻撃&防御しているのか全く分からない動き。
どうやら皇帝も習得出来なかったのではないかというほど。。。まず立ち方が完成されていなかったら、何の強さも発揮出来ない。
楊家だと名乗ってやっている武術家は沢山いるらしいが、
立ち方を見るだけで、本物かどうか、つまり使える武術なのかが分かるそうだ。
最近は、見た目が派手で新体操のごとく観せるモノが流行っている…剣を使う練習に入れるのは7年目くらいから。
身体がある程度出来てからでないと武器は扱えない。剣のサバキ方が上手くいかず悩んでいると
「苦労するねっ」と師匠は笑って、
剣の持ち変え方を教えてくださいましたそう!剣は、握るだけじゃあないのでした。。。
ただ剣を振り回す武術ではないのだから。
高度な技。。。凄いっ!と感服するばかりでした。やられた側は、いったいいつ切られたのか分らないから
「手品」なのですまあ今、剣を使ったり戦ったりという現実はないですが…
臨床や日常生活にも応用出来ることが学べている。考え方の柔軟性を養うと、身体も自由に動かせるということは、
反対に身体の力みを抜いて思うように動けるということは、
頭も心も柔らかくなっているということなのでは?と思ったのでした。手品が使えるよう、練習します
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「どうも風邪引いたみたいで…頭が痛くて熱っぽいし鼻がズルズル。。。
明日も予定があるのに困ったなぁ」
「今日は、栄養のあるもの食べて、早く寝てくださいね。
よく効く風邪薬あるから、飲めば熱も下がりますよお大事に!!」
このような会話、当たり前の常識のように交わされていますが・・・
実は、全く「お大事に」と真逆のことを相手に勧めていることを知らないのですね
例えば、「呼吸」・・・吐いて吸う、吐くのが先で吸うのはあとです。
「吸呼」とは言いません(笑)
赤ちゃんが産まれた時も、まず最初に「オギャー!」と吐くのですよね。体にとっては、「入れる」ことより「出す」ことの方が重要なのです。
入れる < 出す
汗、オシッコ、ウンチ、これらがスムーズに出ることがまず基本です。
そして風邪のウィルスは鼻や口から入るので、奥まで侵入させまいと、
粘液と共に排出してやるぞ~!という素晴らしい防御機能が働いてくれるのです
鼻水・咳=出るものは出してあげなくちゃ!発熱は、体温を上げてリンパ球を増やし、ウィルスや細菌を退治しようとしている状態です。
風邪薬は風邪を治さない、ウィルスにとっては有り難~い薬('∀`)という訳です。
風邪に抗生物質を出すお医者さんが居たら笑っちゃいますせっかく生まれ持っている体の防御機能にストップをかけて、
楽なことをしていると、使われない機能は退化していきます。
自分で自分の体を弱くしていることに気づいてほしいものです。また、栄養のあるものを食べる・・・というのも必要ではありません
免疫力も落ちて消化機能も低下しているところへ高カロリーの食べ物が入ってきたら、
胃腸がもし喋れるなら「いじめないで~」と言うでしょう。
消化器系も休めてあげる方が良いのです異論もあるようですがサーチュイン遺伝子(全ての遺伝子をスキャンして修復し、
臓器の劣化スピードを遅らせる遺伝子)
のスイッチをONにするのは空腹状態だと言われています。
人間の身体は、簡単に解明なんて出来ない、とっても複雑で神秘なものですが、
昔から、ヨガや修行僧の行う「断食」が今でも身体に良いと継承されているのは、
経験から昔の人は、少食や断食の効果を知っていたのでしょうね
(知識なく断食するのはやめてくださいね)~南森町の鍼灸院 「鍼灸 藍采和」の日記~